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第39回いばらきのくすり展

茨城県病院薬剤師会「こども調剤体験コーナー」を開催して

茨城県病院薬剤師会 くすり展担当 高橋 正明

「こども調剤体験コーナー」の写真

 今年度も茨城県病院薬剤師会では「薬と健康の週間」期間中に開催される「いばらきのくすり展」に出展いたしました。
 「薬と健康の週間」は、医薬品を正しく使用することの大切さ、そのために薬剤師が果たす役割の大切さを一人でも多くの方に知ってもらうために、ポスターを用いた広報や地域住民に向けたイベントなどの積極的な啓発活動を行う週間です。1949年(昭和 24 年)に「全国薬学週間」が開催されたことを契機として、1978年(昭和53年)から「薬祖神祭の日」である10月17日を初日とする1週間が実施期間となります。今年度の「いばらきのくすり展」は10月21日(土)と22日(日)につくば市のイオンモールつくばにおいて開催されました。
 イオンモールつくばでの開催は初めてです。事前打ち合わせ会では昨年のイオンモール内原での開催時とは出展条件が異なり、多くの制限がある事が判明いたしました。一番の問題はブースの高さ制限でした。県病薬のブースでは大好評であるこども調剤体験コーナーのほかに、病院薬剤師の業務を紹介するためにグレープフルーツジュースと牛乳を用いた注射薬配合変化についての展示(実験)や臨床検査値の読み方と薬剤との関係についての展示を行い、説明しています。高さの制限があるため、自然滴下での配合変化の実験が行えるのか?配合変化を確認してもらえる場所や検査値の展示が低すぎて見にくいのではないか?等課題がたくさん出てきました。これらの課題を実行委員内で検討し、「いばらきのくすり展」当日を迎えることとなりました。
 超大型の台風21号が接近する中「いばらきのくすり展」が開催されました。実行委員のすばらしい意見・実行力により、当ブースの高さの問題も無事クリアできました。開催日はイオンモールがハロウィンセール中のため、「いばらきのくすり展」全体でハロウィン系の装飾や被り物を推奨しており、参加スタッフも小物等を身につけ元気に対応していました。調剤体験をしている子供たちは薬剤師のコスプレをして、薬袋を作成し、自らの手 でお菓子を分包し、薬剤師から分包品とこどもおくすり手帳の説明を受けていました。“Trick or Treat”とは言っていませんでしたが、“楽しかった”との声を多くいただきました。大人の方からも様々な質問があり、病院薬剤師の仕事にとても興味を持っていただけました。
 2日間悪天候だったにもかかわらず、最後まで参加希望者が途切れることなく、無事終了いたしました。今年もスタッフを募集し、たくさんの応募をいただきました。参加いただきました先生方に感謝いたします。来年も公募を行う予定ですので多くの先生方に是非ご参加いただければと思います。また、「顔の見える薬剤師」のイベントとして更なる進化のため、会員の皆様のアイディアをお寄せいただければ幸いです。

企画:新井克明、柴田亨、高橋昌也、髙橋正明