会長あいさつ
一般社団法人茨城県病院薬剤師会会長 本間 真人 |
【県民のみなさまへ】
茨城県病院薬剤師会は、一般社団法人日本病院薬剤師会(日病薬)と連携し、病院・診療所及び介護保険施設に勤務する薬剤師の倫理的・学術的水準を高め、薬物治療及び病院薬剤業務の進歩と発展を図ることにより医療水準の向上に貢献し、もって茨城県民のみなさまの健康と福祉の向上に寄与することを目的として活動する団体です。現在、約900名の会員により組織され、学術・技能の向上を目的として各種の講演会や研修会開催を通して、医薬品の適正使用に関する情報を発信し、私たち自身も日々研鑚に努めております。
【安心・安全かつ良質な医療を提供するために】
日進月歩する医療のなかで、安心・安全かつ良質な医療を提供するためには、私たち病院薬剤師も専門医療職として高い知識と技術を身につけ、それを維持する必要があります。生涯研修を継続しながら、専門・認定薬剤師の取得によって身につけた薬剤師としての能力を、日常診療のなかで十分に発揮することが患者様やご家族、また、医師・看護師をはじめとする医療スタッフのニーズに応えることであると考えております。会員のみなさまにおかれましては、日病薬病院薬学認定薬剤師制度を利用して自己研鑚を継続し、認定・専門薬剤師の取得を目指していただきたいと思います。
【職種を越えて連携できる病院薬剤師会に】
少子高齢化が進む社会のなかで、地域で住民の健康を守る「地域包括ケアシステム」が推進されています。このシステムでは、各種医療スタッフが行政、病院、診療所、薬局、介護施設の枠にとらわれずに連携することが大切です。本会も茨城県や茨城県薬剤師会をはじめ関連諸団体と連携し、協働して地域包括ケアシステムが求める医療提供機能を高めていきたいと考えております。また、医療システムや薬剤師職能の変化に対応できるよう、本会の運営においても組織と活動を改善してまいります。会員のみなさま一人一人の活動が、顔の見える形で会務へのご参画につながり、それが良質な医療システムの提供に生かされ、また会員みなさまの成長にも寄与することを希望します。本会が、医薬品の適正使用を推進するために「職種を越えて連携できる病院薬剤師会」として機能するよう尽力したいと考えております。ご協力ご高配を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。。